慢性腰痛や朝起きた時に腰が痛いといった症状が続く場合、普段使っているマットレスに原因があるかも知れません。
一般的に睡眠時の寝返りは20~30回程度されるのが理想といわれていますが、普段使っている寝具が悪いと寝返りをうつことが出来ず腰痛の原因になります。
寝返りにはその日の身体の歪みをリセットする役割があるので、使っているマットレスに問題があると寝返りができず身体の歪みもリセットできない状態になります。
そこでここでは寝返りと身体の歪みの関係について詳しく解説していきます。
寝返りと身体の歪みとの関係について
寝返りにはその日の身体の歪みをリセットをする役割があります。
先に大事なことを言ってしまいましたが、普段寝ている時に無意識に行う寝返りには、その日の身体の歪みを修正する役割があると言われています。
しかし最近で寝に入る(睡眠導入時)時の快適さを求めた結果、寝具(マットレス)はフカフカの柔らかい商品を使われている方が増えています。
フカフカの柔らかいマットレスで寝ると気持ちがいいですが、身体の歪みをリセットしていくれる役割を持つ寝返りが打ちづらくなってしまいます。
日常的に寝返りが打てなくなると、身体の歪みは徐々に蓄積され慢性的な身体の歪みを引き起こします。
睡眠導入時の快適さを求めた為に柔らかい寝具(マットレス)を使うと、理想とされる寝返りの回数の約半分(10回ほど)程度しか寝返りが打てないという研究報告もあります。
なので今使われている寝具が柔らかめだという人は注意が必要です。
柔らかい寝具(マットレス)は寝返りが打ちずらい
それでは何故柔らかい寝具(マットレス)を使っていると寝返りがしずらくなるのでしょうか?
柔らかい寝具(マットレス)で寝ると自重の影響で腰部や胸部が深く沈み込みます。
寝ていると時にマットレスに身体が沈み込むことで寝返りと打つ際には沈み込んでいる影響で余計に力を入れて寝返りを打つことになります。
例えば普段歩く時に整備され舗装した道を歩く際はスムーズに歩くことが出来ますが、これが柔らかい砂場などを歩くとどうでしょうか?
砂浜などの足元が柔らかいところを歩く際には、身体のバランスを取る為に力を入れながら歩きますよね。
これと同じく柔らかい寝具(マットレス)で寝返りをうとうとすると、身体に余計な力を入れることになるので寝返りがしずらくなるのです。
寝返りがしやすい高反発タイプのマットレス
それでは先ほどの柔らかいマットレスとは逆に身体が沈み込まない様なマットレスとはどのような商品があるのでしょうか?
それはここ最近マットレスの主流となりつつある高反発タイプのマットレスです。
高反発タイプのマットレスは適度な反発力があるため寝ていても身体がマットレスに沈み込まず、寝返りを行うと時にもさほど力を入れずとも寝返りなどがしやすくなります。
ですのでもしこれからマットレスの購入を検討されているという方は、是非とも高反発タイプのマットレスを購入するのをおすすめいたします。
実際にどのような寝具(マットレス)を選べばよいのか分からない方は高反発マットレスを購入前に知っておくべきことをご覧ください。
高反発タイプのマットレスを購入する際に気を付けるべきポイントをまとめていますので
身体の歪みをリセットするならストレッチもおすすめ
寝ている間にその日の歪みをリセットしてくれる寝返りですが、更に一手間加えて身体の歪みをリセットすることが大事です。
その一手間とは毎日ストレッチをすることです。
普段から身体を動かすことが好きな方の場合、日々ストレッチをすることも難しくはありませんよね。
しかしあまり身体を動かすのが苦手だという方も中にはおられます。
当整体院ではその様に身体を動かすことが苦手だという方向けに簡単に出来るストレッチなどの指導も行っています。
また症状別に推奨しているストレッチなどもあるので、気になる方は是非ストレッチ一覧をご覧になり参考にしてみてください