妊娠中や産後の悩みで多いのが、尿漏れの問題です。
「尿漏れ」についてはあまり人に相談しにくいので、育児などで不安がある中一人で悩まれているというママさんも多いのでは無いでしょうか?
当整体院へ産後の骨盤矯正でご来院される方の中にも、産後の尿漏れで悩まれているという方も多いです。
しかしそんな産後の尿漏れの問題も、骨盤矯正にて骨盤を整えることで尿漏れが改善したと嬉しいお話をよく聞きます。
ここではそんな産後の尿漏れで悩まれているママさんの為に、産後の尿漏れの原因や改善方法についてお話をさせていただきます。
産後の尿漏れは年齢に関係なく3人に1人は経験する
あるアンケート会社の集計によると出産を経験された20代の方でも34%の方が尿漏れで悩んでおり、30代になると48%の方が尿漏れで悩まれているという報告があります。
この数字を見てみると20代~30代の比較的若い年齢の方でも3人に1人は尿漏れのことで悩まれているということになります。
また出産を経験され30代で尿漏れになったという方は、中高年の時期に尿失禁が増えるという報告もございます。
特に,尿失禁の初発年齢は,出産後の30歳代頃であると言われており,また,中高年の時期に尿失禁の経験者が増えるとの報告がある
しかし産後直後に歪んだ骨盤を整え弱った筋肉を鍛えることで、中高年になった時の尿漏れの予防にもなるので産後に骨盤を整えることをおすすめします。
「産後の尿漏れ」こんな症状でお悩みではないですか?
妊娠中や産後に起こりやすい尿漏れなどは、くしゃみをした時や重たい物を持ち上げたりする時に起こりやすいです。
尿漏れをしてしまう行動をあらかじめ理解しておくことで、尿漏れを事前に防ぐことも可能になります。
特に尿漏れを起こしやすい行動は以下のような行動を取った時に起こりやすくなります。
尿漏れがおこる行動
- くしゃみや咳をしたときに
- 椅子から立ち上がろうとしたとき
- 重い物を持ち上げようとしたとき
- 尿意を感じてトイレに行く前など
これら普段の何気ない行動の時に尿漏れを起こしがちです。
なのでこれら行動を取る際には、事前に尿道を閉めることで尿漏れを防ぐことが出来るかと思います。
尿失禁(尿漏れ)は2つに分類される
一言に尿失禁(尿漏れ)といっても大きく分け2種類の尿漏れがあるのをご存知でしたか?
尿失禁(尿漏れ)には「腹圧性尿失禁」と「過活動膀胱」がありますが、中には2つの複合型もあるので2種類では無く3種類とお伝えした方がいいのか知れませんね。
それでは先ずはこの2つの尿失禁について少し説明させていただきます。
腹圧がかかった時に起こる「腹圧性尿失禁」
くしゃみや咳などでお腹に力を入れた(腹圧かかる)時に尿が漏れてしまう症状が「腹圧性尿失禁」です。
またくしゃみ以外にも運動やスポーツをされている最中に一瞬お腹に力を入れると尿漏れを起こすのもこれに相当します。
そして産後の尿漏れに悩まされている方の多くはこの腹圧性尿失禁といわれており、出産で骨盤が歪むことで尿の出を調整する役割を持つ筋肉(骨盤底筋群の中の特に尿道括約筋)が上手く機能しなくなり尿漏れをおこします。
参考産後の尿漏れの原因|腹圧性尿失禁
産後に起こりやすい症状の中には、人には相談しづらい尿漏れがあります。 産後の尿漏れは20代や30代など比較的若い女性でも起こりやすく、特に年齢などには関係がありません。 また産後の尿漏れには腹圧性尿失 ...
続きを見る
神経の異常が引き起こす尿漏れ「過活動膀胱」
先程の腹圧性尿失禁は筋肉が正常に機能しなくなり起こす尿漏れですが、過活動膀胱は神経の異常が原因で引き起こされる尿漏れになります。
また過活動膀胱には「切迫性尿失禁」や「尿意切迫感」・「夜間頻尿」などがある状態のことを指します。
メモ
- 切迫性尿失禁 尿意を感じてお手洗いに行くまでに我慢できず尿が漏れてしまう
- 尿意切迫感 急に尿意を感じる
- 夜間頻尿 夜中に何回もトイレがしたくなり起きる
この「過活動膀胱」は40代以上の男女の8人に1人がなっているといわれており、意外と身近な病気ですが男性などは気づかれていない方も多いのでは無いでしょうか?
先ほどの「腹圧性尿失禁」は主に出産で筋肉が正常に働かないのが原因でしたが、この「過活動膀胱」は脳が膀胱に指令を出す際に誤った情報を伝えてしまうのが原因とされています。
-
参考産後の尿漏れの方に多い「過活動膀胱」
産後に起こる様々な症状の一つに尿漏れなどがあります。 しかし尿漏れなどの症状は中々人に相談し辛く、一人で悩んでいるという方も多いのでは無いでしょうか 産後の尿漏れの原因と改善方法についてでもお伝えして ...
続きを見る
「腹圧性尿失禁」と「過活動膀胱」の複合の混合性尿失禁
そして「腹圧性尿失禁」と「過活動膀胱」とが複合している「混合性尿失禁」という症状の方も、尿漏れ全体の約2割ほど居ると言われております。
混合性尿失禁の場合は元々「過活動膀胱」の症状がある方が、出産により「腹圧性尿失禁」にもなった方が多いと言われています。
これらのことをふまえると産後に起こる尿漏れの主な原因には、尿の出をコントロールする筋肉が正常に働いていない「腹圧性尿失禁」が原因になることが多いと言えます。
産後の尿漏れの原因|骨盤の歪みが関係している
産後に限らず女性の方に尿漏れが多い原因には、女性は男性に比べると「尿道」が短かったり「骨盤底筋」が上手く使えていないことが挙げられます。
また女性の多くはいつもカバンなどをどちらか決まった方で持つ癖や片足立ちをされる方が多く、骨盤が歪みやすい行動を取りがちです。
そんな日常を送っているとやがて骨盤なども歪み、歪んだまま出産をされると余計に骨盤は歪んでしまいます。
骨盤が歪むことで排尿や排便をコントロールする働きのある骨盤内(骨盤の底)の筋肉(骨盤底筋)が上手く機能せず、骨盤底筋など筋力が徐々に低下します。
そしてこの骨盤底筋は子宮や膀胱などの内臓を支える役割を持っており、お腹や背中といった筋肉などと繋がっています。
出産を控えたママさんはの身体は日々成長する赤ちゃんをこの骨盤底筋で赤ちゃんを支え守っていますが、赤ちゃんが大きくなるにつれ骨盤底筋には負担が増えます。
すると、骨盤底筋が尚更正常に働かくことが出来なくなり、排尿や排便をコントロールしきれず尿漏れなどを引き起こします。
また、最近の女性は運動不足が原因でこの「骨盤底筋」をあまり使うことがなく日常生活を送っている方を多く見かけます。
なので、最近では若い女性でも尿漏れなどでお悩みの方が増えているのかと思われます。
特に「骨盤底筋」が衰えやすい方の特徴
昔に比べると女性が外で働くという方が増えてきておりますが、その中でも特に長時間のデスクワークが中心という方は非常に多いかと思います。
長時間デスクワークをされているということは常に椅子などに座っているので、骨盤底筋は常に萎縮したままの状態となり著しく筋力は低下いたします。
また女性に多い傾向がありますが、仕事中に「排尿や排便」を我慢されるという行動です。
無理に「排尿や排便」を我慢されると骨盤底筋に負担が掛り疲労などが蓄積され、骨盤底筋を上手く使えなくなってしまいます。
産後の尿漏れに「骨盤底筋」を鍛えて予防をでもお伝えしていますが、ご自宅などで骨盤底筋を鍛えることで産後の尿漏れの予防にも繋がります。
また骨盤底筋を鍛えることで常に若々しいスタイルも手に入れることが出来ます。
簡単なエクササイズなので試してみてください。
-
参考産後の尿漏れに「骨盤底筋」を鍛えて予防を
妊娠中に筋力が低下しやすい筋肉でもご案内していますが、妊娠中に骨盤底筋が正常に機能しなくなると産後に尿漏れを起こしやすくなります。 また産後の尿漏れはデリケートな悩みになるので中々人には相談しずらく一 ...
続きを見る
旭川市で産後の尿漏れでお悩みなら骨盤を整えて予防をしましょう
旭川市で整体院を営むヨシダカイロプラクティックでは産後の骨盤に特化した特別な時短プログラムにより、忙しいママでも安心して通える整体院となっています。
産後の身体の不調や骨盤矯正のことなら旭川市の整体院ヨシダカイロプラクティックオフィスにお任せください。