骨盤周辺の筋肉（腸腰筋）不足が原因で猫背になってしまう

以前は猫背の原因は背中の筋肉（抗重力筋）が弱いからだと言われていましたが、正しい姿勢を保つ筋肉（抗重力筋）だけが猫背の原因ではないことが分かってきました。

例えば筋肉ムキムキのプロボクサーでも猫背の影響で腰痛に苦しんでいる方が居るくらいなので、背中の筋肉（抗重力筋）だけが原因ではないことがお分かりになりますよね。

では猫背の場合に背中の筋肉以外にどこの筋肉が影響しているのかお分かりになりますか？

その答えが骨盤周辺の筋肉で腸腰筋と呼ばれる筋肉です。

腸腰筋とは

そして腸腰筋は普段から余り歩かない（運動不足）人ほど衰えるのが早い筋肉です。

「なにもないところ足をつまづいた」など年齢のせいにされる行動がありますが、これは足を上げる役割がある腸腰筋の衰えが影響している行動です。

また腸腰筋が萎縮したり筋力の低下が起こると、骨盤の過前湾（反り腰）や後傾（平背）などが起こり綺麗な姿勢を保つことができなくなります。

腸腰筋と骨盤の深い関係

腸腰筋は姿勢維持や足を上げる際に働く筋肉ですが、次は腸腰筋と骨盤との関係について説明します。

腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の総称ですが、姿勢と深く関係しているのが腸腰筋となります。

腸腰筋は腰骨と足骨に繋がり、背骨の前弯を作る役割があります。

我々人間の身体は生理的湾曲と呼ばれる背骨にS字カーブがあります。

この湾曲があることで正しい姿勢や歩く時の衝撃を和らげる効果があるのです。

例えば大腰筋が萎縮すると腰の反りが激しくなり骨盤が前傾してきます。

また逆に弱ってくると大殿筋に引き付けられ骨盤が後傾してきます。

腸骨筋は骨盤の内側と足の付け根を結ぶ筋肉で先ほどの大腰筋と同じく萎縮によって骨盤は前傾、弱くなると骨盤は後傾する傾向にあります。

仮にこれらの筋肉が弱くなると骨盤は後傾し腰椎（腰の骨）の湾曲が無くなり、身体全体は後側に重心が傾きます。

後側に重心が移動す事により、身体全体のバランスを取る為に胸椎（肩甲骨の下辺り）から前側に丸めて身体のバランスを取るのですが、これが猫背の姿勢になるのです。

腸腰筋と骨盤の関係については骨盤の傾き具合に影響する腸腰筋の役割にて詳しく説明しています。

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猫背を改善するなら腸腰筋を鍛えて骨盤を傾きを意識する

この様に腸腰筋の筋力不足が原因で骨盤が後傾（後ろに倒れる）すると背中は丸まり猫背のような姿勢になりやすくなります。

骨盤後傾型猫背でもお話していますが、ここ最近の猫背はこの骨盤が後傾することで起こると考えられています。

また立ち上がる時など腰が痛い方なども腸腰筋が原因と考えられており、腸腰筋の筋力低下を防ぐことで猫背の予防や腰痛対策にもなるので是非普段から歩くなどして腸腰筋を鍛えるようにしましょう。

腸腰筋を鍛える方法などについては腸腰筋を鍛えて猫背の予防と改善を図るをご覧ください。

猫背はタイプ別に予防法が異なる

ここでは腸腰筋が原因で猫背になることについて説明しましたが、猫背には３タイプの猫背がありタイプ別に予防法が異なります。

例えばここでは骨盤が後傾することで起こる猫背について説明しましたが、逆に骨盤が前傾することでも猫背などの姿勢になりやすくなります。

ですので今まで猫背を改善するために一生懸命背中の筋肉を鍛えても猫背が改善しないと嘆いていた方は、まずは自分の猫背がどのタイプなのか理解してから改善法を行うのをおすすめします。

また筋力が低下することで猫背になりやすくなりますが、身体の柔軟性が低下することでも猫背などの姿勢になりやすいくなるのでしっかりとストレッチなどをすることもおすすめします。

様々ストレッチについては身体の歪み改善におすすめな部位別ストレッチ一覧をご覧ください。

旭川市で猫背などの姿勢改善ならヨシダカイロプラクティックにご相談を

ですのでご家庭でも姿勢改善の為にはエクササイズやストレッチなどを行っていただきますが、それによりその場限りでしか良い姿勢が保てれないといったようなことはございません。

旭川市で本気で姿勢を改善したいなら旭川市の整体院ヨシダカイロプラクティックにご相談を