自分の子どもの運動神経を良くしてあげたいと思っている親は多いのではないでしょうか?
実際に私の子どもの運動神経がよくなるようにと、小さい頃から外で一緒に色々と身体を動かすようにしてきました。
なので親ばかかもしれませんが、走ったり投げたりといった運動においてはそこそこ出来る子どもに育ったかと思っています。
子どもの運動神経はゴールデンエイジと呼ばれる時期に伸びると言われており、この時期の過ごし方で子どもの運動神経は大きく左右されます。
例えば子どもの頃からあまり体を動かさないで遊んだ子どもと沢山体を使って遊んだ子どもとでは、中高生くらいから身体の使い方(運動神経)などに差が出てきます。
また子どもの頃からたくさん身体を使った遊びをしていると自然に姿勢などはよくなりますが、逆に家でゲームばかりしている様なお子さんのだと段々と姿勢は悪くなっていきます。
ゴールデンエイジの時期に姿勢が悪いと尚更神経伝達が悪くなるので身体を動かすことが苦手なお子さんになってしまいます。
運動神経は子どもの頃の環境で変化する|運動神経が向上する時期(ゴールデンエイジ)について
運動会などで足が速い子などには「運動神経が良いんだね」と周りの親などは言いますが、実は運動神経という「神経」はございません。
私たちがよく口にしている運動神経とは、脳から手足の筋肉を動かす伝達の速さや伝わりやすさのことを指しています。※しかし敢てここでは運動神経という表現をさせていただきます。
なので一般的に運動能力を図る目安として使われている瞬発力や持久力といった数値化できる数字は、如何に神経伝達をよくし手足の筋肉を動かせれるかを図っていると言っていいでしょう。
またこの手足の筋肉を如何に効率的に動かすか(運動神経)は5歳から9歳の間に発達すると言われており、如何にこの時期に身体を動かすかによって今後の運動神経を決定していきます。
そして子どもが12歳になる頃には子どもの運動神経は100%の発達し終わり、運動神経においては大人と変わりない状況になります。
脳が筋肉に指令を出す神経伝達について
運動神経とは脳からの信号を如何にしてうまく身体の筋肉に伝達するかによって決まるのですが、神経の伝達について少し説明いたします。
運動に関する一連の動き
step.1
目や肌で刺激を受ける
step.2
感覚受容器に伝達される
step.3
中枢神経に伝達され脳で考える
step.4
各運動器官に伝達される(筋肉をいかに動かすか指令を受ける)
step.5
動かしたい筋肉を動かす
この様に運動神経の良し悪しを決めるには色々な過程を経て身体を動かしているのですが、子どもの頃に身体を動かすことによって神経伝達が発達し運動神経がよい子どもになります。
また先ほどもお伝えしましたが運動神経の発達は12歳までと言われていますが、12歳前後を過ぎてもこれら神経伝達スピードを高めるトレーニングなどもあることはある様です。
しかし日本ではまだまだそれらのトレーニング方法を実践されているトレーナーの数が圧倒的に少なく、一般の方がこれらのトレーニングを積むのは難しいのが現状の様です。
そして子どもの頃から沢山身体を動かすことで神経伝達のスピードは良くなりますが、更に神経伝達のスピードを上げる方法がございます。
それが子どもの姿勢をよくしてあげることです。
神経伝達と子どもの姿勢の関係について
神経伝達スピードを高めるトレーニングは特殊な方法なのでまた別に機会にお話しするとし、ご自宅で誰もが簡単に出来る神経伝達スピードを高める方法をお教えしますね。
その方法とは子どもが日常生活の中で綺麗で正常な姿勢を手に入れることです。
ちょっと拍子抜けするかも知れませんが、これが誰もが簡単に神経伝達スピードを高めることが出来る方法です。
先ほども「運動に関する一連の動き」をご説明いたしましたが、目や手足から受けた情報は背骨に沿うようにある中枢神経を通り情報を脳へと伝達されます。
しかし姿勢が悪く猫背などでいるとこの神経の通り道の中枢神経が正常な働きが出来ず、神経伝達スピードにも少なからず影響を与えます。
なので日常生活の中で姿勢を正す(猫背を改善)ことで中枢神経が本来の働きが出来るようになり、神経伝達スピードも正常化し上手く指令を伝達してくれるようになります。
ですので少しでも子どもの運動神経の向上を目指しているのなら、子どもの頃から正しい綺麗な姿勢を身に付けるようにして下さい・
子どもの姿勢が悪く子どもの姿勢を改善したいという方は子どもの姿勢を改善する方法にて説明しています。
参考子どもの姿勢が気になる!子どもの猫背を改善&予防する方法
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子どもの運動神経を伸ばしたいなら複数のスポーツを経験させる
運動神経がよいと言われている子どもは、小さい頃から身体を動かす動作を感覚的に覚えます。
なので自分が思う様な動きをする際にどの部位の筋肉を動かせばよいのか感覚的に出来るのです。
またゴールデンエイジの時期に覚えた身体の動かし方は大人になっても覚えていると言われていて、子どもの頃に覚えた自転車の乗り方も何年も自転車に乗っていなくても身体が覚えていますよね。
ですので何かと忙しい現代社会ですが少しでも子ども運動神経を良くしたいのなら、子どもの頃からたくさん身体を動かせる様な遊びやスポーツを親と一緒に行うことをおすすめします。
また1つのスポーツばかりでは無く沢山の競技をやらしてあげることで様々な身体の動きも覚えるので複数のスポーツを経験させておげるといいでしょう。