この数年で猫背姿勢の子どもが増えましたが、子どもの頃から猫背などの姿勢でいることで身体には様々な悪影響を及ぼします。
例えば普段から猫背姿勢のお子さんは集中力が低下したり運動能力の低下などといった影響があります。
なので親からしてみれば子どもの姿勢を改善したいと考えるのは当たり前のことかも知れません。
しかし子どもの猫背を改善しようにも、どの様に猫背を正してあげればいいのか分からないというのが本音ではないでしょうか?
そこでここでは子どもの猫背を改善する方法についてのお話をしていきたいと思います。
また子どもの猫背を改善するにはある程度期間がかかり忍耐力が必要になります。
子どもの猫背がなかなか改善しないからと言って直ぐに諦めないことが大事です
子どもの姿勢が悪くなる原因について
ここ最近子どもの姿勢が悪くなってきたと感じている親が多いですが、実際に今の生活環境の中では猫背などの悪い姿勢になりがちな傾向にあります。
例えば外で身体を使った遊び方などが減ってきたり、スマホやゲーム機が急速に普及したことにより小さな画面を覗き込むような姿勢を長時間していたりと・・・
この様に普段の生活環境の変化が子どもの姿勢に影響し、幼少期から猫背などの不良姿勢の子どもが増えたかと思います。
姿勢が悪い子どもが増えた原因について詳しくは子どもの猫背が増えた原因にて詳しく説明しているのでここでは割愛させていただきますが、子どもの猫背を予防&改善するにはそれら生活環境を整えることも重要になってきます。
参考姿勢が悪い子どもが増えた原因|生活環境の変化が猫背の子どもを増やしている
1980年の調査によると幼稚園児や小学生で姿勢が悪い(猫背などの姿勢)の割合が2割未満だったのに対し、2010年以降では約4割弱の子どもの姿勢が悪いという報告があります。 子どもの姿勢が悪くなることで ...
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子どもの姿勢を改善するには子どもに悪い姿勢はデメリットばかりだということを知ってもらうことが大切
また子どもの姿勢を改善する前に必ず子どもには「猫背などの様な姿勢は悪い姿勢だとよ」ということをしっかりと教えてあげてください。
私たち大人は猫背などの姿勢は身体に様々な悪影響を与えることを理解していますが、子どもたちは猫背などの姿勢でいると身体に悪影響があるということを認識していません。
なので猫背が悪い姿勢だと分からない状態でいくら「姿勢を正しない!」と言っても、子どもにとっては「なぜ?」という状況になってしまいます。
先ずは普段から猫背などの姿勢でいることはいけないことだとちゃんと教えてあげることが大事です。
子どもの姿勢を改善する前にご自身の姿勢についても知っておくことが大事
そして子どもの猫背を改善する前に、先ずはご自身の姿勢についてもしっかりと理解しておくことが必要です。
子どもの猫背を正そうとしている親自身が猫背などの姿勢だと、いくら子どもに「姿勢を直しなさい」といっても全く説得力はありません。
なので子どもの猫背を改善する前に先ずは自分の姿勢がどうなのかしっかり知っておくようにしましょう。
逆に親の姿勢が悪く子どもの姿勢を注意しなくてはいけない場合、「子どもの頃から猫背でいるとパパやママみたくなるぞ!!」っていうのも一つの手かも知れませんがね・・・
とにかく子どもの悪い姿勢を改善&予防するには、小さい頃から親が子どもに教えてげることが大事になってきます。
またここでご案内している方法は整体師をしている私が実際に子どもに対し行ってきた方法で、魔法の様に誰もが姿勢が良くなったり、直ぐに姿勢が良くなるといった即効性がある訳ではありませんのでご了承願います。
子どもの悪い姿勢(猫背など)を改善&予防する方法について
先程もお話いたしましたが子どもの姿勢を改善するには、先ずは「姿勢が悪いとデメリットばかりなんだよ」ということを理解させてから行うようにしましょう。
子ども小さくても親が「姿勢が悪いといいことが無いよ」ということをちゃんと教えてあげれば、子どもだってしっかりと理解をしてくれます。
そして子どもの姿勢を改善していく方法についてですが、特に難しいことをして姿勢を改善してく訳ではありません。日常生活の中で自然に出来ることばかりなので是非参考にしてみてください。
子どもの姿勢を改善する方法
- ながら行動で姿勢を改善
- 姿勢を維持できる身体作り(外で遊ぶ)
- 姿勢が悪くなったら背中を「ポッン」とたたく
「えっ」って思われた方も多いかと思いますが、実際に私が行った子どもの姿勢を改善する方法がこれらの方法です。
拍子抜けしたかも知れませんが、整体師をしている親として子どもに対し姿勢を改善するのに図った行動になります。
これだけでは少し説明不足かと思うのでもう少し詳しくお話いたしますね。
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ながら行動で子どもの猫背を改善する
姿勢を改善する「ながら行動」とは一体何なのか不思議に思われる方もいるかと思いますが、敢て姿勢を改善するような行動を取らないということです。
例えば勉強をしている時や遊んでいる時などその都度最適な行動で姿勢を正してあげることが大事になります。
勉強をしている時に姿勢を改善するなら、正しい姿勢で座れる最適な椅子を用意してあげることをおすすめします。
最近ではこれら勉強中などに姿勢が悪くなるのを矯正してくれる椅子などが多数販売されているので、それらグッズを使うことで普段の姿勢を改善してくれます。
例えば多くの学習塾などでも採用されているアーユル チェアー
またこれらの椅子を購入せず今ある椅子でどうにかしたい場合などは、椅子の高さを調整し子どもに合った高さにしてあげるだけでも姿勢改善の効果は高いです。
例えば右図の様に椅子の高さが合わない状態で座ると無理な姿勢で座ることになるので、座り方なども悪くなり姿勢が悪くなりがちになります。
椅子の高さは座った時に太ももと床が平行になる位がベストな位置になるので、もし今現在使っている椅子が高過ぎたり低すぎたりする場合は高さの調整を行ってみてください。
また床に座る場合はそのまま地べたに座ると骨盤が後傾しやすくなるので、少し高くしたクッションをお尻の下に敷いて座るといいでしょう。
これだけでも地べたに座る際に骨盤の後傾が抑えられるので姿勢が悪くなるのを予防することができます。
最近ではオフィスの椅子に多くタイプのクッションなども販売されており、それらを直接床に置いて使用しても大丈夫ですよ。
また私の場合は高反発クッションが何枚も重ねて入るクッションカバーを作り、約15センチほどの高さになるクッションを作って座っています。
意外とこれが快適で腰痛持ちの方でも地べたに座っても腰が痛くなりません。
話が反れましたが「ながらにして姿勢を改善」していくには普段の姿勢が悪くなる原因を無くしていくことが大事になります。
遊びながら姿勢維持に欠かせない筋肉を鍛えて姿勢を改善
そして次は正しい姿勢が維持できるように身体を鍛えることです。
子どもに筋トレをさせる訳ではありませんが、昨今子どもの体力不足が問題になっていますが姿勢を維持する筋力も不足がちです。
なので子どもが綺麗な姿勢いられる様に先ずは身体を使った遊びを沢山させるようにしてください。
なかなか1人で外遊びはできないので、忙しいかも知れませんが仕事が休みの週末などは子どもと一緒に外で遊ぶようにしてください
最近ではこの「外で遊ぶ」といった行動自体難しくなってきていますが、外でボールを蹴ったり走り回るだけでも十分なのでお休みの日は子どもと一緒に遊ぶ様にしてください。
たったこれだけでも子どもにとって姿勢維持に欠かせない抗重力筋(背中の筋肉)が鍛えられるので、姿勢改善や予防に繋がります。
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姿勢が悪くなったらそっと背中に手を当てて意識させる
最後に普段子どもが姿勢が悪くなった時に、そっと背中に手を当ててあげて姿勢を意識させてあげることが大切です。
私もそうでしたが親から注意をされるのが嫌でしたので、毎回毎回「姿勢が悪い」って注意をされると子どもも嫌な気持ちになってしまします。
そこで猫背などの姿勢になった際にはそっと背中に手を当てて子ども自身が「あっ」って気づかせてあげること大事かと思います。
なかなか初めの頃は上手くいかないかも知れませんが、子どもの自主性を重んじることも大事かと思います。
綺麗な姿勢でいるには骨盤を「たてる」ことが大事です
ここまでのお話ですと悪い姿勢を改善するための具体的なお話をしていませんが、子どもの猫背は大人の様に背骨の関節の可動域が減少していることが少なく普段の意識を改善するだけで悪い姿勢は徐々に収まってきます。
そして正しい綺麗な姿勢になるには背中を真っすぐに伸ばすのでは無く、骨盤の向きに大事になります。
一般的に猫背などの姿勢の際には背中が丸まるという認識ですが、背中が丸まる原因には骨盤の向きが影響しているので骨盤の向きを気を付けるようにすると自然に背中の丸まりは改善されます。
そして骨盤の向きですが、骨盤を「たてる」ことが大事です。
この骨盤をたてるについては猫背改善! 骨盤を「たてる」ってどういう意味なの?で詳しく説明していますので是非ご覧ください。
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参考猫背改善! 骨盤を「たてる」とは?
長時間の間座ったままのデスクワークやスマホやパソコンなどの使用頻度が増えたことで、老若男女問わず猫背のような姿勢不良の方が増えています。 一般的に猫背を改善するには背中(背骨)の丸まりなどを改善すると ...
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普段の生活環境を少し変えて悪い姿勢を改善&予防する
最近子どもの姿勢が気になると言われる親が増えていますが、子どもの悪い姿勢を改善するには普段の生活環境を変えてあげることが大事です。
耳が痛いですが私たちは少しでも便利な生活を送ろうとした結果、身体を動かさなくなり子どもとの接点が減り子どもの姿勢が悪くなったと考えられます。
ほんの少しでも良いので親が気を付けてあげるだけで子どもの悪い姿勢は改善するこが出来るので、子どもの姿勢が気になりだしたらもう少し子どもに目を向けるようにしてください。
子どもの頃より姿勢が悪いまま大人になると姿勢を改善するのに大変な労力がかかります。
大人になってから姿勢を改善するのでは無く、子どもの頃より正しい綺麗な姿勢を手に入れてください。
旭川市豊岡で整体院を営むヨシダカイロプラクティックでは、大人の姿勢改善から子どもの姿勢改善の施術も行っています。
猫背などの姿勢を改善したいのなら是非とも当整体院までご連絡をお待ちしております。