肩こりの症状がある場合一般的に肩の筋肉(僧帽筋)のコリをほぐしますが、慢性的な肩こりなどで悩まされているという人は背中の筋肉(広背筋)も一緒にほぐすことで辛い肩こりから解消されるかも知れません。
当整体院へ肩こりの症状でお越しになられる方の中には、この広背筋が非常に凝っていることで肩こりの症状に悩まされているという方も非常に多いです。
またこの広背筋が凝ることで肩の高さが左右で違うなど、見た目にもマイナス要因の原因になります。
ここでは自宅で簡単に出来る広背筋のストレッチについて解説していきます。
広背筋は身体の中で1番大きな筋肉
広背筋とは主に肩関節の伸展や内転といった動作時に働く筋肉です。
また、腕を真っすぐ伸ばした状態から物を引く寄せる際にも使われます。
よく脊柱起立筋と間違われやすい筋肉ですが、脊柱起立筋は広背筋の内側に位置するので背中を触った時に触れるのはこの広背筋ということになります。
そして最近では身体を鍛える方が増えてきていますが、この広背筋を大きくすることで逆三角形の身体を手に入れることが出来ます。
それでは肩こりの原因にもなり得る広背筋のストレッチをご紹介しますね。
広背筋を伸ばすストレッチ
広背筋のストレッチの方法の説明をしていきます。
今回は左側の広背筋を伸ばしていく場合の方法になります。
先ずは両足を肩幅に広げリラックスして立ちましょう。
次に左手を背中の中央あたりに持っていき、手の平で背中を触る感じで手を置きます。
この際に手の平はしっかり背中に付けるようにしましょうね。
手の平の向きが違うとこのストレッチの効果は半減します
そして右手で左ひじを掴み、上半身を右側に倒していきます。
左手を上げづらいという方は肩甲骨周辺の可動域が減少している傾向があるので、先ずは肩甲骨周辺や棘下筋・小円筋のストレッチから始めるのをおすすめします。
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広背筋のストレッチを効果的に行う際のポイント
この広背筋のストレッチで注意しなくてはいけないポイントがあります。
それは身体を横に倒していく際に、身体を真っ直ぐ真横に倒すということです。
しっかりと真横に倒さないと、効果的に広背筋がストレッチされません。
よくこのストレッチをされている場面を見かけますが、身体が真横では無く斜め前に倒しているという人がいます。
図のように身体を斜め前方に倒してしまうと伸ばす箇所も変わってきますので、広背筋を伸ばしたいのならしっかりと真横に倒すようにしましょう。
またこの様に身体が斜め前方に倒れてしまうという人は、広背筋が硬いたために代替行動として表れやすいです。
ですのでどうしても身体が斜め前方に倒れるという人は、身体が斜めに倒れる寸前のところをキープし徐々に広背筋を伸ばすようにしていくとよいでしょう。
猫のポーズで広背筋をストレッチ
背中のストレッチでは定番の猫のポーズも、背中を伸ばすにはおすすめのストレッチです。
また最近ではこのポーズを立ったまま壁を使っておこなうストレッチなどもご紹介されています。
立ったまま壁を使って行うことで、更に背中や肩甲骨などにもいいので是非1度やってみてください。
ここでご紹介しているストレッチはどれも簡単に出来るストレッチですが、自分が伸ばしたい箇所がしっかりと伸ばされていることを意識して行ってください。
ストレッチは一見すると簡単そうですが、ストレッチをする際にしっかりとポイントを押さえて行わないとストレッチの効果が半減してしまいます。
ここでご案内している広背筋のストレッチ以外にも肩こりや腰痛に効果的なストレッチについてはストレッチ一覧にてご案内しています。
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