皆さんはストレッチと聞くと、前屈や開脚などを想像するのではないでしょうか?
ここでお話するストレッチはそれらストレッチではなく、体幹(コア)のストレッチについてのお話になります。
コアストレッチという言葉自体あまり聞きなれない言葉かも知れませんが、体幹(コア)をしっかりと動かせれるようになることで他の部位もスムーズに動かせれるようになるとっても重要なストレッチになります。
なんとなく自分の体を思い通りに動かせれないという方は、実は体幹(コア)の柔軟性が低下している可能性があります。
身体が思い通りに動かせれないと感じる方は、是非体幹(コア)を動かせれるようになるようコアストレッチを日々行うようにして下さい。
コアストレッチを行う目安となる3部位
まずはコアストレッチをする際にポイントとなる部位の説明をしたいと思います。
コアストレッチは身体の動きの起点となる背骨・股関節・肩甲骨の3つに重点をおいてストレッチしていきます。
まず1つ目は身体の中心に位置する背骨の動き。
次に体幹と下半身を結ぶ股関節、さらに体幹と腕を結ぶ肩甲骨です。
これらの関節が正常に動く様になるだけでも、身体の動きは今までと変わってくるのが実感できると思います。
体幹の動き
体幹って言葉は聞いたことがあるかと思いますが、意外と多くの方は体幹の意味を間違えていることが多いです。
間違いだらけの体幹トレーニングでもお伝えしていますが、体幹とは骨盤の上から首の付け根までのことを指します。
ですので体幹を動かすという事は、背骨を動かすということになります。
そして背骨を動かすには背骨を前後左右に曲げたり反ったりすることで、身体全体を柔軟に動かす事が出来るのです。
この体幹の動きが柔軟な人ほど普段の身体に負担をかけない人です。
股関節の動き
骨盤と脚を繋ぐ重要な部位です。
この股関節が柔軟に動く事で歩く・走る又は跳ぶといった行動を可能にしてくれています。
しかし、現代人の歩き方など見ていると股関節を動かさないで歩く『ペンギン歩き』の方が非常に多いです。
肩甲骨の動き
実は普段手を動かす時1番初めに動くのが肩甲骨です。
肩甲骨の柔軟性が欠けている方は、手を挙げずらいや手を後ろに持っていく事が苦手な人です。
コアストレッチはこれら部位を意識しながら行うストレッチ法になります。
コアストレッチを効率的に行う方法
コアストレッチは「ただポーズはこんな感じで」みたいに何となく動かしても意味はありません。
しっかりとどの部位を動かしているか自分で確認しながら行わないと全く意味が有りません。
しかし、初めはしっかり意識しながら動かそうとしても今まで動かしていなかったのですから動く感覚がつかめないかと思います。
その様な方は、まず動かしたい部位を触りながら動く感覚をつかむといいです。触りながら動かすことでしっかり身体の中心から動く感覚がつかめると思います。
また、鏡の前でコアストレッチをするのもきちんとコアが動いているか確認出来ますので分かりずらい方は最初は鏡の前でストレッチをするのも良いと思います。
ゆっくり動かして10~20回を目安に
コアストレッチはゆっくり行うのが基本の動きです。時間がもったいないからと言って早く動くと効果がなくなります。
動くスピードですが身体を動かして元の位置に戻るまでの時間は大体4秒くらいと考えてください。
また、回数は各人の状況にもよりますが、大体10~20回を目安に動かすようにしましょう。
通常のストレッチを行う前にやると効果倍増
コアストレッチは通常の筋肉を伸ばストレッチ前にやると、通常のストレッチの効果が倍増します。
コアがしっかり動く様になると通常のストレッチもしっかりと伸ばしたい部位にピンポイントでストレッチをする事が出来るからです。