あなたのお子さんが勉強中の集中力が続かないということで悩んだりしていませんか?
その集中力が続かない原因は実は猫背にあるかもしれません。
子どもの姿勢は、集中力や学習能力に大きな影響を与えることがわかっています。
ここでは子どもの猫背が集中力に与える影響と、正しい姿勢の重要性について整体師の立場からお話をさせていただきます。
お子さんの集中力が続かなくて悩まれているという方は、是非最後までご覧になり参考にしてみてください。
子どもが猫背だと集中力が低下する
お子さんの集中力があまり続かないということで悩まれているという親って意外と多いですよね。
当整体院へお越しになられるお客さまの中にも、その様な相談をされる方がおられます。
その様な相談をされた際には必ずお聞きすることがあります。
それは子どもの姿勢についてです。
お子さんが猫背など姿勢が悪いと集中力が低下する可能性があるからです。
子どもの集中力と猫背とは一見するとなんら関係が無いことに思えますが、実は日常生活の中での姿勢と集中力には大いに関係しています。
猫背などの姿勢になると身体の血流が悪くなり、酸素や栄養素が脳に効率よく届かなくなるからです。
また、猫背などの悪い姿勢でいると背骨のカーブ(生理的湾曲)が乱れ、背中や首の筋肉に負担がかかり筋肉は凝りを更に血流が悪くなります。
酸素や栄養素が脳へ届かないことで、身体は不快感を感じ集中力の低下に繋がります。
例えば集中しなくてはいけない場面で「あくび」をしてしまう場面とかがありますが、「あくび」は脳が酸素を欲している合図になります。
勉強などをしている際に集中力が続かなくよく「あくび」をしているというのなら、それは猫背などで姿勢が悪いせいで脳への酸素の供給量が低下して可能性があります。
脳内が酸欠状態とは
私たちの身体は多くの酸素を身体に取り込まなければいけません。
また集中力を持続させるには、脳により多くの酸素を供給しなくてはいけません。
しかし背中を丸め椅子などに座っていると呼吸自体が浅くなるので、身体の中に取り込む酸素の量が低下します。
すると必然的に脳へ送られる酸素量も低下するので、いくら集中しようとしても結果的に集中力を持続させることは困難になります。
脳への酸素量が低下すると言われてもあまりピンとこないかも知れませんが、例えばお腹が空いている時など脳へのエネルギー供給が出来ず頭は「ぼぉ」とし集中力は低下しますよね。
それと同じく脳への酸素量が低下するこで集中力が低下します。
また成長段階の子どもは大人に比べると約1/2程度しか酸素を体内に取り込むことが出来ません。
なので大人に比べるとどうしても子供は脳への酸素の供給が少なくなるので、集中力が長く続かなくなる傾向があります。
ですので少しでも集中力を持続させたいのなら少しでも多くの酸素を身体に取り入れられるよう、猫背などの不良姿勢を改善することが大事になるのです。
1回の呼吸で酸素を取りこむ量は
通常成人男性が1回の呼吸で肺に吸い込まれる酸素量が400~500ml程度と言われております。一方、小学生の場合ですと1回で吸い込む量は200~300ml程度になります。
正しい姿勢の重要性
子どもの集中力や学習能力を向上させるために重要なことは、普段の生活の中で子どもが正しい姿勢でいられるかどうかにかかってきます。
日常的に正しい姿勢でいることで身体の血流はよくなるので、酸素や栄養素がきちんと脳まで届いてくれるようになります。
また普段から正しい姿勢でいることで姿勢維持に欠かせない抗重力筋が鍛えられ、身体のバランスを保つ能力が向上します。
身体のバランスが整うことで身体には余計な負担がかからなくなり疲労感も溜まりずらくなるので、更に集中力の向上が期待できます。
子どもの集中力が持続する時間について
子どもの集中力が持続する時間は個人差もあるので「持続する平均時間を出すのには意味が無い」と英オープン大学で心理学を教えるジェマ・ブリッグズ氏も言っています。
しかし皆さんはどのくらい集中力が持続するのか目安は知りたいですよね。
そこでこれはあくまで目安にしかなりませんが、幼少期のお子さんの集中力が継続できる時間の目安をお伝えします。
子どもの集中力が続く時間は【子どもの年齢+1分】と言われています。
また小学校低学年では約15分程度で、高学年でも30分程度と言われています。
因みに我々大人の場合は約90分程度と言われています。
幼少期 | 低学年 | 高学年 | 大人 | |
集中力が継続する時間 | 年齢+1分 | 約15分程度 | 約30分程度 | 約90分程度 |
ですので仮に4歳の子どもなら約5分程度しか集中力は持続しないということになります。
この様に子どもの集中力が持続する時間って意外と短いので「うちの子どもは全然集中力が無いの」と悩まれている方でも、実はこれ以上に集中力を持続させようと期待し過ぎるのは間違いかも知れませんよね。
子どもの集中力を持続させるには
先程の年齢や学年による集中力の持続時間はあくまで目安にしかなりませんが、その時間よりもより多くの時間に集中していることって多々あります。
それは子どもがその行動自体に興味を持ち楽しんでいる時です。
例えば子どもが好きなアニメを見ている時やテレビゲームをしている時など、それら自分が「楽しい」や「興味がある」ことについては集中力が持続します。
ですので仮に学校の勉強や家での学習中などに少しでも集中してもらうためには、子どもが勉強を楽しく出来る(興味がでる)環境作りなども必要になるかと思います。
また幼少期に色々な所へ出かけたお子さんほど様々なモノに対して興味や関心も持つと言われておりますで、幼少期の子育ての方法などによっても成長した際の集中力の持続時間に変化が現れるかと思います。
姿勢矯正のことならヨシダカイロプラクティックへご相談を
子どもの姿勢が悪いと集中力が持続しない原因についてお話をさせていただきました。
子どもの集中力と姿勢とが関連しているなんて分からないことかと思いますが、お子さんの集中力を高めたいなら是非とも普段からよい姿勢でいられる様努めることが大事です。
またお子さんが意識をしてもよい姿勢でいられない場合は、身体が歪んでいることが考えられます。
日常生活の変化により最近では骨盤が後傾している子どもが増えたため、どうしても日常的に背中を丸めて座ってしまうことがあります。
骨盤が後傾してい場合、いくらよい姿勢を意識してもよい姿勢ではいられません。
その様な場合は是非ともヨシダカイロプラクティックで姿勢改善の施術をお受けになられることをおすすめします。
子どもの頃から猫背気味だという方は、大人になってもそのまま猫背だという方が多いです。
骨格が出来上がる大人になる前にちゃんとした姿勢を手に入れる為にも、子どもの頃からきちんと身体のメンテナンスを行うようにしましょう。