肩こりや腰痛などの症状の多くの原因は身体の歪みだとされています。
また身体が歪む大きな要因には、普段から身体を余り動かさないことや悪い生活習慣が原因だとされています。
これら身体の歪みは前後左右どの方向にも歪むことが考えられます。
例えば身体の重心が普段から前側の人は、猫背や平背・反り腰などの不良姿勢になりがちになります。
また身体の左右の歪みは、左右の肩の高さが違うなどの不良姿勢になります。
この様に身体の歪みといっても様々なタイプに分類されますが、歪みには大きく分けて4つのパターンに分類することができます。
自分の身体の歪みのタイプを把握することで日々行うセルフケアの種類も変わってくるので、先ずは自分がどのタイプの身体の歪みがあるのかしっかり知ることが大事です。
ここでは4タイプある身体の歪みについて詳しく解説していきたいと思います。
身体の歪みは大きく分けて4タイプ
身体の歪み方は人それぞれですが、歪みには4つのタイプに分類されます。
身体の歪みパターン
- 前重心の前傾歪み
- 後ろ重心の後傾歪み
- 右重心の右歪み
- 左重心の左歪み
大まかに分けて身体の歪み方は前後左右の4つのタイプに分類されます。
これら身体の歪みの原因は普段の悪い生活習慣が影響をし身体に歪みを作っていきます。
また前傾歪みと右歪みが併用する場合や後傾歪みと左歪みを併用したりと、1つの歪み方だけでなく身体の歪みが複合している場合も多くあります。
それでは1つづつ身体の歪み方について詳しく解説していきたいと思います。
前側重心の前傾歪みは「平背」や「反り腰」になりやすい
日常的に重心が前側にある人は身体のバランスを取ろうとするので、腰が反った状態の反り腰などになりやすくなります。
日常的に前側重心で生活を送っていると、背中側の筋肉を酷使するので腰痛などの症状に悩まされやすくなります。
また前側重心の人は何もないところでもつまずきやすくなったり、靴のつま先がへるなどの特徴があります。
つまずきやすかったり靴のつま先が減りやすい人は、歩く際に足のつま先が上がっていないことが多くこの様な特徴が表れやすいくなります。
そしてこの前傾歪みの多くは姿勢を維持する筋力(抗重力筋)が弱ってきていることが原因とされています。
前傾歪みは普段から運動不足気味の人や、椅子に座る際には正しい座り方をしていない人に多く見受けられます。
前傾歪みにならない為にも、日頃から身体を動かし正しい姿勢で座ることを意識することが大事です。
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後傾重心の後傾歪みは「猫背」や「ストレートネック」になりやすい
先ほどの前傾歪みとは逆に、後ろ側に重心が偏っているタイプの歪み方の「後傾歪み」です。
椅子に座る際に浅く腰を掛けるような座り方をしていると、骨盤が後傾するのでそれに伴い重心が後ろ側になります。
重心が後方なので身体のバランスを取ろうと、背中を丸めたり首が前に突き出した様な姿勢になります。
前側重心の人は靴のつま先が減りやすいですが、重心が後ろ側の人は直ぐに靴のかかと部分が減ってきます。
また後傾歪みの人は足を伸ばした状態で床に座ると、後ろ側に倒れやすく手で支えないと足を伸ばして座ることが出来ないことが多いです。
そして後傾歪みは猫背やストレートネックなどになりやすく、常に肩が凝るという人は後傾歪みかも知れません。
身体が左右に歪んでいる人は肩の高さが左右で違う
そして最後に身体が左右に歪む右歪みと左歪みです。
肩の高さが左右で違うでもお話していますが、写真を撮る時にいつも「真っ直ぐになってください」と言われる人は身体が左右どちらかに歪んでいることが多いです。
普段特に気にされていないかも知れませんが、次の様なことが起こっている場合には身体に左右の歪みがあるかも知れません。
左右の歪みがある場合
- ネックレスなどの留め具が常に回ってしまう。
- 女性の下着の肩紐が落ちやすい
- 靴の外側が常にすり減る
身体が左右に歪んでいる人は普段から首の付け根や肩甲骨周りが痛くなりやすく、慢性的な肩こりに悩まされていると人は身体が左右に歪んでいるかも知れません。
身体が歪む原因は日常の生活習慣が大きく関係している
身体の歪みの原因は日常生活の中の悪い生活習慣が大きく関係しています。
デスクワークが増えていることで日常的に座ることが多くなりましたが、普段の座り方が悪いと骨盤が前傾したり後傾したりし身体は前後の歪みを引き起こします。
また普段からどちらか片方でカバンなどを持つという人は、身体は左右に歪みやすい傾向があります。
そして仕事を終えご自宅に帰ると直ぐソファーなどで寝てしまうという人が多いですが、柔らかいソファーなどで寝てしまうのも身体の歪みを作る原因になり得ます。
柔らかいソファーなどの上で寝るのは気持ちがいいことですが、大抵は目が覚めると身体のどこかしらが痛くなるので身体にとってはデメリットしかないので柔らかいソファーなどの上で寝るのは控えるようにしましょう。
長時間のデスクワークや動かないことが身体を歪ませる
仕事柄長時間デスクワークをされているという人は多いですが、この長時間のデスクワークが身体の歪みを作りやすくしています。
パソコンのモニターを食いつく様な姿勢で覗き込んだり、椅子に浅く腰を掛けて座っていると身体は段々と歪んできます。
また長時間同じ姿勢で座っていると腸腰筋やもも裏の筋肉が硬くなったりと、姿勢に関係する筋肉に悪影響を与えます。
ですので1時間を目安に椅子から1度立ち上がり、極力長時間同じ姿勢でいることを避ける様にするだけでも身体の歪みをほんの少し予防することが出来るのでおすすめします。
身体の歪みを無くすには日頃からのストレッチが大事です
この長時間同じ姿勢でいることで身体は様々な歪み方をしてしまいます。
ですのでなかなか仕事中には難しいかも知れませんが、出来る人はその場で背中を伸ばしたりするだけで身体の歪みが予防できます。
また仕事で疲れて帰ってきてもほんの少しでも良いので、ご自宅で簡単なストレッチ日々するようにするのをおすすめします。
疲れて帰って来てからストレッチは中々出来ないかも知れませんが、テレビを見ながらや寝る前のほんの数分間でもいいのでストレッチをすることでその日の歪みをリセットしてくれます。
ご家庭でも簡単に出来るストレッチはストレッチ一覧にてご案内しているので興味のある方は是非ご覧になってください。
また自分でセルフケアが出来ないという方は身体のケアをしてくれる整体院などで身体の歪みを整えてもらうといいでしょう。