1度でも「ぎっくり腰」を経験された方は、「あんなツラいことは2度と経験したくない」って誰もが思うことかと思います。
また何度も経験されている方にとっては「ぎっくり腰の再発が怖い」と思いながら日常を送られている方も多いのでは無いでしょうか?
そこで少しでも「ぎっくり腰の再発」を防ぐための予防法についてお話をして行きたいと思います。
ぎっくり腰の再発を防ぐためには
ぎっくり腰になる原因はいまだにはっきりとは分かっていませんが、「ストレスがかかり過ぎた時」や日常生活で「腰への疲労を溜めすぎた」ことなどが要因になり得ることは分かってきています。
また腰への負担を軽減するために自分で腰のセルフケアをしていたとしても、どうしても自分ではケアしきれないこともありますよね。
その様な時は是非ともお近くの整体院などで身体のケアをしてもらうことをおすすめ致します。
ぎっくり腰の再発を防ぐには
- ストレスを溜めすぎない
- 腰に疲労を溜めすぎない
- 疲労が溜まったら整体院へ行く
ストレスの溜め過ぎに注意をし「ぎっくり腰」の再発を防ぐ
ひと昔前までは「腰痛」と「ストレス」とは無関係とされていました。
しかしここ最近ではレントゲンやMRIなどで検査をしても異常がない腰痛の原因は、ストレスが関係しているという報告もございます。
腰痛とストレスとの関係
治療を受けても痛みが続く場合には、ストレス・不安・うつなどの心理社会的要因が影響している可能性が考えられます。「腰痛診療ガイドライン」では腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与していると示されています。
引用元 医療法人社団 平成医会
ですので「仕事が上手くいっていない」や「またぎっくり腰が再発するのでは無いのか」などストレスを常にかけていること自体がぎっくり腰の再発を招くことになり得ます。
腰がまた痛くなることばかり考えるのでは無く、腰を痛めたとしても「また直ぐに治るだろう」とポジティブな考えでいる方がよっぽどぎっくり腰の再発を防ぐには役立ちます。
ストレスと腰痛との関係についてはコチラで詳しく説明していますので気になる方は是非ご覧ください
ストレスが原因でも腰痛を引き起こす
腰痛などの症状により病院などで検査をすることを当院では推奨していますが、病院でレントゲンなどの検査をしても特に異常が無いと言われる方って多いですよね。 しかし特に異常が無くとも腰が痛いという症状がある ...
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ぎっくり腰の予防する|体幹を鍛えて腰への疲労を溜めない
先ずは腰への疲労を少しでも溜めない為にも、体幹などを鍛えて日常生活で腰への負担を減らすことが大事です。
よく腰を痛めた時など病院を受診しお医者さんから腰痛予防のために「腹筋」をしなさいと言われることが多いですが、腹筋だけ鍛えていても腰への負担は軽減されません。
もちろん腹筋を鍛えることで「腹圧」を高めることが出来るので腰痛予防には繋がりますが、腹筋だけ鍛えて身体全体のバランスが悪ければ腰を痛めてしまいます。
特に身体の前後のバランスが大事になってくるので、腹筋だけではなく体幹を鍛える様にすることで腰への負担は軽減されます。
体幹を鍛えるならプランクがおすすめ
体幹を鍛えるエクササイズでもっともポピュラーなのが「プランク」と呼ばれるエクササイズです。
当院でも「産後のダイエット」や「身体を鍛えたい」という理由でご来院された方には、先ずは体幹を鍛える為のプランクの指導から入ります。
元々体幹が弱い方は様々なエクササイズを行うにも土台となる身体がグラグラ動くと、そのエクササイズ自体の効果が半減し効率的にダイエットや身体を鍛えることが出来ないのです。
ですので先ずは身体の土台となる体幹を鍛えるようにすることにより、腰痛の予防につながり「ぎっくり腰の再発」も防ぐことが出来るようになるのです。
身体の土台となる体幹を鍛えた後は腸腰筋などを鍛えることも大事
また体幹がある程度しっかりしてくると今度は骨盤の傾きに影響を与える「腸腰筋(骨盤内にある筋肉)」や「大腿四頭筋(腿前の筋肉)」などのエクササイズを取り入れる様にするのをおすすめします。
腸腰筋は歩く際に足の上げ下げを担う筋肉ですが、立ち止まっている時などは腰の骨(腰椎)に前弯を作りよい姿勢を保つために働く筋肉です。
座っていることが多い現代人はこの腸腰筋が常に収縮した状態でいることが多く、また普段から歩くという行動自体減ってきているので腸腰筋の筋力が低下されている方が多くなりました。
腸腰筋の筋力が低下することにより骨盤は後傾してしまい、腰痛などになりやすい「平背(フラットバック)」になってしまいます。
また骨盤が後傾することで「もも裏」の筋肉の柔軟性は低下し、下半身の血流が悪くなりぎっくり腰などを誘発する原因となり得ます。
ですのでぎっくり腰の再発を防ぐためにも、初めは体幹を鍛えてからこれら腸腰筋なども鍛える様にすることが大事になるのです。