心因性腰痛とは

最近の臨床研究では腰痛の原因が無いのにストレスなどが原因で精神的な不安から腰に痛みを感じたり、弱い痛みに対し激しく痛みを感じる心因性の腰痛があるということが分かりました。

腰の痛みは「脳で腰が痛い」と認識していますが、ストレスを感じると働く場所と痛みを認識する場所とが同じだということが分かってきました。

それらのことによりストレスを感じることで、脳では腰が痛いという間違った認識をしてしまうことがあります。

このような腰痛のことを心因性の腰痛と言います。

心因性腰痛の対処法

心因性腰痛の場合には腰痛の原因が心理的なこともあるので、先ずはその原因となるストレスなどを取り除くことが大事になります。

当院にも腰痛の症状でご来院される方が多いですが、筋肉などの凝りがないにも関わらず腰痛の症状を訴える方などがおられます。

その様な方には先ずは最近の出来事（仕事や家庭こと）などを詳しく聞き、過度のストレスを抱えていないかなどを確認いたします。

先程もお伝えしましたがストレスが原因の腰痛（心因性腰痛）の場合、ストレスを取り除いたり腰痛の原因がストレスだということを自覚しなければなかなか痛みは解消されません。

現代社会においてストレスを完全に取り除くことは難しいことかも知れません。

また心因性腰痛の場合には自分の腰痛の原因がストレスだということを自覚することで痛みの緩和が図れると言われています。

例えば心因性腰痛の場合には以下のような考え方や行動を取ると良いと言われています。

心因性腰痛の時の考え方・行動

この様に心因性腰痛の場合にはネガティブな考え方は余計に痛みを誘発する恐れがあるので、悪いことばかり考えないで現時点で出来ることや楽しいことを知ることが痛みの軽減につながります。

私たちの身体はストレスを感じると交感神経が優位に働き、ストレスから身体を守るという防衛本能が働きます。

そしてストレスを長期間感じることで交感神経が過緊張することで、自律神経などのバランスを崩します。

自律神経のバランスが崩れると身体には様々な症状が起こりやすくなります。

これらストレスが原因の症状には腰痛の他に、難聴・吐息・ホルモンバランスの乱れなど様々な症状が身体に現れます。

また交感神経が優位に働くことで血流も悪くなり、手足の先なども冷たくなる傾向などもございます。

当院では心因性の腰痛のお客様に対し認知行動療法などを用い腰痛の施術をおこなっています。

また日常生活の中でどの様な行動時に痛みが増すのかなどを把握していただき、少しでも日常生活で出来ることが増える様にご指導なども行います。

心因性の腰痛は自分の腰痛の原因が心因性だと自覚することで、痛みの軽減効果があるということが分かってきているのでそれらのことも自覚してもらえるようご指導させていただいております。

そして自律神経のバランスの乱れに対しては、頸椎の調整を行い自律神経の乱れを整え早期に心因性腰痛の改善を図ります。

心因性の腰痛の場合には痛み止めなどの薬の効果はあまり期待できません。

心因性の腰痛には本来痛み止めとは違ったお薬「抗うつ薬」や「抗不安薬」などが痛み軽減の効果が期待できます。

腰痛時に痛み止めの薬を飲んでも痛みが軽減されないという方は、1度心療内科などを受診してみるのもありかと思います。

当院でも心因性腰痛の症状が激しく何度か施術をしても効果が表れないという方には、専門の病院で受診されるようご提案をしています。

仕事やプライベートなどでストレスが溜めやすい現代社会ですが、ほんの少しでもいいので身体を動かしたり趣味に没頭したりしてストレスの軽減を図ることをおすすめ致します。

また何事においても我慢をしてしまうという方が増えていますが、我慢のし過ぎはストレスを溜める原因になりますよ。

たまには『どうにかなるさぁ』って物事を軽く考えるのも必要だと思います。

心因性の腰痛の場合、腰への施術だけではなかなか腰痛の症状が改善しない傾向があります。

心因性腰痛の原因は腰では無く交感神経などが原因としているので、それら交感神経の正常化を図らなければいけません。

当整体院では施術前にしっかりとお話を聞き、筋骨格系の腰痛なのか？それとも心因性腰痛なのかを判断し施術を行います。

ですので心因性腰痛の疑いがある方などには、交感神経と副交感神経のバランスを整える施術を行い腰痛の軽減を図ります。

旭川市で腰痛のことでお困りなら旭川市の整体院ヨシダカイロプラクティックにご相談を