年齢と共に姿勢が悪くなってくる人は多いですが、それは身体の体幹が弱くなってきていることが関係しています。
学生時代なら多少なりとも体育の授業などで身体を動かす機会がありましたが、大人になると1日中座りっぱなしで全く身体を動かさなくなりますよね。
その為に姿勢維持には欠かせない体幹が徐々に弱くなり、徐々に身体は歪んでいきます。
身体が歪むことで身体のバランスは悪くなり肩こりや腰痛などの症状を引き起こすので、それら症状でお悩みの方は身体に歪みが起こらない様に体幹を鍛えるのをおすすめします。
身体の歪みを自覚する
日常生活の中で自分の身体が歪んでいるのかなんて考えたことが無い人の方が多いと思いますが、もう少し自分の身体について関心を持った方がいいと思います。
当整体院へご来院される人の中に慢性的に肩こりや腰痛で悩まされているのにも関わらず、自分では姿勢が良いと勘違いをされている人がいます。
しかしそれら慢性的な肩こりや腰痛の原因には、身体の歪みからくることが多く歪みを改善しなくては肩こりや腰痛はなかなか良くはなりません。
なので慢性的な肩こりや腰痛などの症状がある人は、先ずは自分の歪みはどの様になっているのか普段から考えるようにしてください。
そして普段から自分の身体の歪みを意識することで、自分でも身体が歪んでくる感覚が分かってきます。
自分で身体の歪みを理解することで身体の歪みは予防することで出来るようになるので、先ずは普段から自分の身体の歪みを意識するようにしてください。
しかし身体の歪みはなぜ起こるのか皆さんはご存知でしょうか?
この身体が歪む原因を知ることで身体の歪みを予防することが出来るので、先ずは身体が歪む原因について説明させていただきます。
使わない筋肉が多ければ身体は歪みます
昔に比べると日常生活は大変便利な世の中になりましたが、私たちは『楽』を手に入れる代わりに大きなモノを失い掛けているのをご存知でしょうか?
そのモノとは人間が動くのに絶対的に必要な筋肉の強度です。
人は動くのに必ず身体の筋肉を使い動きますが、生活の『楽』を求めるあまりこの筋肉を普段から動かさなくなり筋肉自体の強度が段々と低下してきています。
また、仕事においても効率化を求める為にパソコンなどの導入により1日中座って仕事をすることなど当たり前の世の中になってきており、尚更普段から動かない生活を強いられています。
この様に普段から動くことが少なくなると、筋肉は段々と衰えていき姿勢を維持する為に必要な筋肉たちも衰え、やがて背中を丸めた状態となり身体の歪が生じます。
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筋肉だけではありません!!靭帯も衰えます
先ほど普段から動かないでいると筋肉が衰え姿勢を維持するのが困難になるとお伝えいたしましたが、動かないでいると衰えるのは筋肉だけはありません。
普段の生活でなめらかな動きの元となる関節についている靭帯も衰えきます。
靭帯が衰えるとそれら人靭帯に付着している関節にも遊びが無くなり身体を動かす際には動きがギクシャクしてきます
私たち人間が普段の生活でスムーズな動きが出来るのには、他の生き物に比べると関節の数が非常に多いことが挙げられます。
ちなみに人間の関節の数は265個と言われており、特に稼働域が非常に多い手足に集中しており手足だけでも144個の関節があります。
また山羊の手足の関節は60個しかなく如何に人間の関節が多いかが分かると思います。
関節の動きが制限されるようになると、身体が動かなくなるので今まで以上に身体を動かす機会が減りさらに靭帯や筋肉などが衰えてきます。
このままでは負のスパイラルに陥り、やがて手に負えないほどに身体が歪み取り返しのつかないことになること間違いなしですよ!!
そうならない為はどのようなことを実施すれば良いと思いますか?それでは姿勢を維持するために行うことをお話していきたいと思います。
体幹(腹圧)を鍛えて正しい姿勢を手に入れる
20代とか若い世代なら身体の歪みがあっても多少ケアをすれば直ぐに改善しやすいですが、段々と年齢的に筋肉が衰えてくる40代となるとそうはいきません。
人間が成長する年齢は25歳前後と言われており、30代後半から身体のあちこちが衰えだします。
男性でいえばお腹周りが気になりだすのが30代後半からですし、女性の場合は化粧のノリが悪くなるのも30代後半からです。
これらは目に見えているのである程度は自覚出来ますが、筋肉の衰えなどは目に見えないから中々実感は出来ません。
しかし30代後半から確実にあなたの身体は衰えが進行しています。
なので衰え始める30代後半を境に何らかの対策を打たなければ、あなたの身体の衰えは加速し若くして老人の様な身体になっていきます。
また姿勢が前の5度前傾するだけで、10歳老けて見えると言われています。
逆に年齢より若く見える方の大半は姿勢が良くいつまでも若々しく見られます。
それでは、良い姿勢を保つためにはどのようにしたら良いのでしょうか?
それには背骨を支える多くの筋肉を強化するしか方法はありません。
特に姿勢に関係のある横隔膜や骨盤低筋群・脊柱起立筋などを鍛え、腹圧を強化し強い体幹を作れば自ずと良い姿勢を保つことが出来るようになります。