近年デスクワークでの作業が増えたことにより、肩こりなどに悩まされているという人が急増しています。
実際に整体師をしている私自身も長時間の事務作業をしていると肩こりを感じますが、ほんの少しだけ座り方を工夫することでそれら肩こりを軽減するこが出来ます。
デスクワーク中心の仕事をされている人で、日常的に肩こりに悩まされているという方は是非これらかお話している座り方を実践してみてください。
また肩こり対策の座り方だけでは肩こりを完全に防ぐことは難しいので、ご自宅などでも肩周辺のストレッチなどをすることをおすすめします。
それではデスクワーカー向けの肩こり対策に最適な座り方についてお話をさせていただきます。
デスクワーカーほど肩や首への負担が想像以上にかかる
とある労働に関する調査結果では、オフィスでのパソコン作業が原因の疲労で1番多いのがPCモニターをずっと見ていることで起こる眼精疲労とのこと。
また続いて多いのが首や肩の凝りだという研究結果が発表されています。
この研究報告では複数回答可なので、どちらも併発されているというのがほとんどかと思います。
パソコンのモニター以外でも何かを集中して見続けると、眼球はピントを合わせようとするので眼精疲労が起こりますよね。
また眼精疲労が溜まりピントを合わせずらくなると、今度は段々と前傾姿勢になり不良姿勢になりがちです。
前傾姿勢で猫背などの姿勢でいること、重たい頭を支える首や肩などに疲労が溜まります。
当整体院へ肩こり改善でお越しになられた方などにも説明しているますが、人間の頭は意外と重く体重の約8%前後だたされています。
体重が50㎏前後の方でも頭の重さは約4㎏程度になります。
約4㎏もの重さをあの細い首などで長時間支えていると考えると首や肩が凝るのは想像つきますよね。
なので長時間デスクワークなどをされるという方は、先ずは首や肩に負担がかからない様に座ることを心掛けることが大事です。
それでは長時間デスクワークをしても不良姿勢になりずらい座り方の方法について説明させていただきます。
PCモニターの高さを最適にして肩こりを予防する
職場の環境によっては難しいかも知れませんが、先ずは日常的に使用するPCモニターの高さを調整することをおすすめします。
またPCモニターが体の正面では無いという方も、体の正面になるように調整しましょう。
ノートパソコンを使っていてモニターの高さを調整出来ないという方は、ノートパソコン自体の高さを変える製品を使用する様にしてください。
長時間のデスクワークで肩こりを引き起こす原因の多くはこのモニターの位置が関係しています。
なので少しでも肩こりを予防したいなら、先ずはパソコン周辺の環境を変えるようにしてみてください。
肩こりを予防するパソコン環境チェックリスト
長時間のデスクワークでも肩こり知らずの環境を作る為のチェック項目です。
先ずは下記の項目をチェックしてみて改善できそうなことからPC環境を変えてみましょう。
PC環境チェック項目
- PCモニターの高さは適正なのか?
- PCモニターは身体の正面にあるのか?
- PCモニターとの距離は近すぎないか?
- 座る椅子の背もたれは可動式か?
- ひじ掛けなどはついているか?
- 椅子の高さは調整できるのか?
- 足回りに余裕があるか?
- 原稿などは近くに置けるか?
業種によってはこれらPC環境を変えることが難しい職種もあるかと思います。
しかし「直ぐに出来ないよ!」と言わないで、どの様にしたら変えれるのか考えるようにして下さい。
デスクワークで肩こり予防|椅子や机などを見直してみましょう
オフィスなどでパソコン作業が多くて肩こりなどに悩まされている方などは、先ずは今現在使っている椅子や机を見直してみるのをおすすめします。
パソコン作業の中で1番肩こりなどになり易い原因には、「モニターの高さが合わない」や「モニターと目との距離が近すぎる」などがあげられます。
例えばPCモニターが高過ぎたり低すぎたりすると、目線が上や下になるので首に負担がかかりやすくなります。
またモニターまでの距離が近すぎるとピントを合わせずらくなるので眼精疲労を起こしやすくなります。
ですので先ずはPCモニターの環境を最適なものへ変更してしましょう。
またPCモニター以外にもデスクや椅子なども最適な環境に変えることが重要です。
肩こりを予防する正しい座り方については肩こり予防におすすめな正しい座り方にて詳しく解説していますので是非ご覧ください
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肩こりを予防するには仕事を頑張りすぎない
そしてモニターなどの位置を調整することも大事ですが、実はもう1つ大事なことがございます。
それは仕事に集中し過ぎて長時間同じ姿勢でパソコンと「にらめっこ」をしてしまう様なことは絶対に避けましょう。
特にパソコンなどで仕事をされている様な方は集中し過ぎると何時間も同じような姿勢で仕事をしてしまいますが、この同じ姿勢で長時間いることで筋肉を動かさないので血流は悪くなります。
また重たい頭を常に支えている首や肩の筋肉には疲労物質が溜まり筋肉をより硬直させます。
ですから最低でも1時間おきに席を立ち背伸びをしてみたり、肩甲骨などを動かす様なストレッチをすると良いでしょう。
意外と肩こりって肩の筋肉だけが原因で肩こりを引き起こすものだという認識をされている方が多いですが、実は肩甲骨周辺の筋肉が凝ることでも肩こりを引き起こすので肩甲骨周辺も十分ほぐすようにしてくださいね。
また1時間おきに休憩などしていたら仕事が捗らないという方も中にはいるかと思いますが、人間の集中力って40分~50分程度しか持続しないので細目に休憩を挟んだ方が実は仕事は効率的に行えるので是非試してみてくださいね。
その日の疲れはその日の内にリセットをしましょう
肩こりに限ったことではありませんが、仕事などで酷使された肩周辺の筋肉はその日の内にリセットをすることが大事です。
何事もそうですがなんでも溜まってから処理しよとするとどうしても時間が掛ってしまいます。
普段から仕事中に溜まった疲れを日々リセットしてあげることで、肩こりなどもそれほどツラくなく生活を送れるようになりますよ。
また肩こりの症状がツラい方は肩甲骨周りをストレッチしたり、首回り(胸鎖乳突筋や僧帽筋)のストレッチも効果的です。