その腰痛!整体院などでは適応外です
腰痛ならなんでもかんでも整体院へ行けば改善するとは限りません!!
腰痛や肩こりに対してカイロプラクティックや整体の施術で改善される方は多いですが、すべての症状に対して身体が楽になると限りません。
そして症状が改善しないのに施術者の言葉を鵜呑みにし、長期間施術を受けているのならならきちんと専門の機関で受診するようにしましょう
最悪の場合には手遅れになる恐れもございますよ
全ての腰痛がカイロプラクティックや整体で改善するとは限りません!
近年では腰痛などで困っている際にはカイロプラクティックや整体などへ行くことが当たり前のようになってきましたが、全ての腰痛が改善するとはいうことはありません。
そしてカイロプラクティック院や整体院の中にはなんでもかんでも「治しますよ」って言われる施術者もおりますが、私たちが行う施術でも楽にならない様な腰痛などもございます。
注意ポイント
本来カイロプラクティック院や整体院などでは「治る」という言葉自体使ってはいけません。ですので安易に「治る」という言葉を使う整体院などへ行く際には十分注意をするようにしましょう。
この様になんでもかんでも「治る」という整体院の中には、自分のお店に通わせたいがばかりに全く効果の無い施術を長きに渡り行う様な施術院もあるのでご注意を!
それではどの様な腰痛がカイロプラクティックや整体などの施術に向いていないのかお話させていただきます。
腰椎分離症による腰痛は整体院などでは適応外です
腰椎分離症とは、激しい運動で腰椎の一部(椎間関節)が折れてしまいその部分が離れると腰が重く感じたりする症状がでる腰痛です。
症状としては腰のベルト辺りやお尻・太ももなどに痛みが生じます。
また腰を後ろに反ったりすると痛みが強くなる傾向があります。
そして分離症は1回のケガなどで症状がでるのではなく、スポーツの練習で繰り返し行われる「腰を反ったり」「回したり」することで起こりやすくなる症状です。※中高生の発達期にオーバートレーニングが原因のことが多いようです。
また腰椎の両側(左右とも)が剥がれた際には分離すべり症に移行したり椎間板ヘルニアを併発することもあるので注意は必要が必要です。
しかしこの分離症は必ず痛みを生じるというわけではなく、痛みがない場合もあり中高生の場合には時折放置されることも少なくありません。
ポイント
分離症によってその部位周辺の筋肉の張りを取り除いたり神経の圧迫を和らげることは可能ですが、折れたり剥がれたりした骨をくっつける様な施術はございません。この症状に対しては保存療法が最適かと思われます。
腰椎分離症における治療とは
腰椎分離症には保存療法が最適ですが、保存療法を選択した場合には骨の癒着期間として約半年間くらいの期間を要します。
また痛みの軽減だけですと1~2ヶ月間くらいで痛みが軽減されますが、痛みが少なくなったからといって直ぐに激しいスポーツをなどを行うと再発の可能性がございます。
ですので痛みが軽減されてからは再発防止として「体幹を鍛える」や身体の柔軟性を改善するために「ストレッチ」などを行いながら元の身体へと戻していくことが大事です。
また幅広のコルセットなども痛みの軽減に役立ちます。※幅が狭いコルセットではあまり効果を期待できません。
私自身も元々は腰痛持ちだったためたくさんの腰痛用コルセットを利用させていただきましたが、個人的にはザムストのコルセットなら練習中なども利用することが出来るのでがおすすめかと思います。
またもし仮に整体院などでこの腰椎分離症に対する施術を行うのであれば、分離症により身体のバランスが悪くなり凝り固まった筋肉をほぐしたりし血流を促し改善を早めるしか補法は無いかと思います。
稀に整体の施術にて「分離した骨が直ぐにくっ付く」と言われる整体師さんもおられますが、その様に分離した骨が直ぐに付くなようなことは無いかと思います・・・
腰椎すべり症による腰痛
先ほどの腰椎分離症から移行した症状です。
脊柱を横から見たときにきれいに並んでいるはずの背骨が1個だけ逸脱して前方にすべってしまう状態で、場合によっては脊柱管を狭窄することで足にしびれが出てきます。
この腰椎すべり症もコルセットなどで腰椎の固定が効果的な治療法となります。
カイロプラクティックや整体などで無理に腰を捻る様な施術は絶対に避ける様にしましょう。
脊柱管狭窄症による腰痛
脊柱管という脊髄が背骨の中心を通る管が、変形などで狭くなり、脊髄が圧迫されることで腰痛および両下肢にしびれや痛みを感じるようになります。
長時間の連続歩行が困難になり、ベンチなどでしばらく休息をとったり身体を前に曲げること痺れや痛みが改善されます。
そして少し休みをとり痛みが軽減されれば、また歩くことが可能になるというサイクルを繰り返すのが特徴となります。
これも整体院などの施術で完治はすることは無いですが、痛みを軽減させる方法などはございますの気になる方腰部脊柱管狭窄症|歩行時や立っている時に足に痺れなどの症状がでる腰痛をご覧ください。
腰部脊柱管狭窄症|歩行時や立っている時に足に痺れなどの症状がでる腰痛
腰痛といっても様々な種類の腰痛がございますが、歩行時や立っている時に「足先」や「もも裏」などに痺れや痛みが出るが歩行を止め「しゃがんだり」「前かがみに」なると痛みが軽減されるという腰痛の場合には「腰部 ...
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変形性腰椎症(退行性変性)による腰痛
年を重ねるごとに腰椎が自然と変形してしまい、関節面が滑らかではなくなったり、骨棘(骨にできるトゲ)ができる事によって周りの組織に刺激を与え、痛みを出します。
内臓の病気による腰痛
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、卵巣、子宮、前立腺、小腸、大腸の病気などでも腰痛として感じることがあるので注意が必要です。
病気が原因の場合、腰痛と一緒に内臓特有の症状が併発します。
上記の様な症状の場合には整体院などでは適応外の症状となるので、速やかに整形外科などを受診されるのをおすすめいたします。
また病院を受診され特に異常が無いと言われたが腰に違和感がある場合は、是非旭川市の整体院ヨシダカイロプラクティックまでご相談を